みなさんは、富士山って登って事ありますか?
私、実は、富士山に登るのが好きで…
大学4年(22歳)から登り始め、今のところ15回登っています(22年8月時点)。
ただし、1回だけ落石事故の影響で山頂までは行っていないです。
登っていない年もありますし、年に2回登っている年もあります(笑
そんな、富士登山の記事第1弾は、『お鉢巡り(お鉢回り)は右回り?左回り?』ということでいきなり山頂の話から致します。

お鉢巡り(お鉢回り)とは?
富士山の山頂には「大内院」と「小内院」と呼ばれる2つの火口があります。
そのうちの大きな火口「大内院」をぐるっと一周するルートを周ること。
それが、『お鉢巡り(お鉢回り)』と呼ばれるものです。
由来はいろいろありますが、個人的には火口が「お鉢」だからだと思っています。
実は富士山…各登山道の終着点は山頂ではあるものの『最高点』ではありません!!
みんな結構、ご来光見たら満足して下山を開始しちゃうのですが…最高点は剣が峰!!!
静岡側にある剣が峰という部分が、標高3,776m!日本で1番高いところなんです!

ちなみに、剣が峰、人気なので写真撮影渋滞起きます(笑
山梨側のルート(吉田口ルート、須走ルート)はほぼ反対側にあるこの剣が峰に行くために、
約半周の『お鉢巡り(お鉢回り)』が必要となります。
静岡側も剣が峰に行く際、お鉢を進みますが、距離的には「右回り」一択かと思います。
お鉢巡り(お鉢回り)は右回り?左回り?
右回りも左回りもどちらでも好きなほうを選ぶことができます。
ただし、私個人としては「右回り」をお勧めいたします!
両方とも体験しましたが、ほんと、初めての人は特に、「右回り」!「時計回り」!
実はこれ、怪我防止のためにそう力説しております。
【実録】もと22歳『馬の背』の悪夢
山梨側の登山道でも静岡側の登山道でも、右回りでお鉢巡りをすると、剣が峰の手前で『馬の背』と呼ばれるとても急な登りが立ちはだかります!
※ちなみに、静岡側の御殿場ルートの途中にある宝永山の馬の背とは別です
どれくらい急かというと、写真のような感じです。なかなか写真じゃ伝わらないかも…

山頂に到着後、その『馬の背』の存在をきいて一言。
え!?これ以上登るのは嫌なんだけど!!
そんなこと言うのは誰ですか?初めて富士登山をした何も知らないワタクシ(当時22歳)です!
当時はほんとに、登ること=きついしか考えてなかった…
私のそんな一言で、お優しい同行者はいい笑顔で「じゃあ、左回りで行くか!」と快諾。
てけてけてけてけてけ、進んでいって、正直左回りでも登ったり下ったり(笑
そう、富士山の山頂ってぜんぜん平らではないのですよ。
まだペースつかみきれない当時の私は、もう、息も切れ切れに進んでいきます。(個人差あります!)
大沢崩れの源頭部の眺めに感動しながら、ついに剣が峰へ!
日本一!高いところ!
きゃーーーー!と大喜びのワタクシ…
記念撮影して、少し休んで、いざお鉢巡りの続きです。
剣が峰の階段を下って、先の道を見ると…
『!?』
すんごい急な下り坂。
しかも固い地盤に滑りやすい砂地かぶってない??
え、これ、下手したら落ちるんじゃ!?

「はい、いくよ~~」(とてもいい笑顔の同行者)
騙したなぁ~~~~~!!!!!
※誰も騙してはいません
そんなわけで、へっぴり腰でいつずり落ちるかわからない下り坂を、慎重に慎重に下る羽目になりました…
ちなみに、本当に怖かったら無理せず、元来た道を戻りましょう。無理は危ないです。
そんなこんなで、『お鉢巡り(お鉢回り)』は右回りをお勧めします!左回りで下るのは本当に大変です。
ちなみに、登るにしても下りるにしてもトレッキングポールがあると安心ですよ!

【おまけ実録】もと23歳、リベンジ『馬の背』
23歳になったもと。3回目の富士登山のことです。
2回目の富士登山は、山頂までたどり着いたものの、濃霧の影響でお鉢巡り断念。
念願の2回目の『お鉢巡り』の機会がようやく訪れたのでした。
今回は間違えないぞ!と『お鉢巡り』は右回りを選択。
いざ!!!!『馬の背』登攀!(「とうはん」と読みます)

。。。
。。。。。
。。。。。。。
登りもやっぱ
きついじゃないか~~~~~~!!!!
※誰もきつくないとは言ってません
というわけで、登りもきついので、『お鉢巡り』する前は一旦体力回復などしてくださいね!(笑)
最後に
馬の背はきついということばかり書いてしまいましたが(笑
その急な登りをクリアしてでもぜひ登っていただきたい、剣が峰。
日本で一番高いところに立ってみて、その景色を堪能していただければと思います。
また、次回もよろしくお願いします!


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